町から訪問介護が消えていく (~ヘルパーさんは今日も風になる~)
訪問介護という仕事はね、
だいたい「腰痛・孤独・おばちゃんパワー」の三本柱で成り立っておる。
それが今、全国的にどんどん減っている。
減るのは物価か血糖値にしてほしいもんだ。
昔はね、
「介護の現場は愛と忍耐で回る」なんて
きれいごとを言う人が多かったんだが、
いまやそんなもん、愛で燃料代は払えんのだ。
ヘルパーさんのガソリン代は上がる一方、
報酬は下がる一方、
腰は曲がる一方。
三拍子そろって、もはや“我慢の限界盆踊り”だ。
■ 人手不足? そりゃそうだ
若い子が来ないのよね。
だってね、
「1軒目でおむつ交換、2軒目で調理、3軒目で利用者行方不明」
そんなスリリングな日常、
給料20万でいったい誰がやるのよ。
おまけに移動中はタイムカード止まってる。
もはや“サービス勤務”の世界。
■ 経営者も泣いてる
そりゃあ報酬改定で、
施設はちょっと上がったけど、訪問介護だけ下げられた。
「自宅に行ってあげるのに、減るってどういう理屈?」
ってツッコんだら、
国の偉い人が言うのよ。
「あんたらの効率化を期待しています」
……いや待て、
ヘルパーが3人同時に一人の利用者を見れるなら、
そんな苦労はしませんよ。
■ 小さい事業所ほどつぶれる
訪問介護ってもんはね、
ほとんどが職員10人未満の小さな事業所。
社長兼ヘルパー兼経理兼クレーム処理。
“ワンオペ地獄”の最上級。
その上、物価も燃料も上がる。
介護報酬は下がる。
結果、
「もうやってられん」って閉める人が続出中。
■ サービスが減ると、どうなるか?
答えは簡単。
「介護難民」が生まれる。
要介護の人がいても、
「どこもいっぱい」「人が足りません」で断られる。
結果、子どもが仕事を辞めて介護する。
そうしてまた、
一般企業の働き手が減る。
これぞ**“介護崩壊フルコンボ”**。
■ 一般的まとめ
訪問介護が減る理由?
そりゃあ、
「働く人が減って、儲からなくて、報われないから」だよ。
でも、
それでもヘルパーさんは今日も行く。
玄関でピンポンを押しながら、
腰に湿布、心にユーモアを貼り付けて。
人が減っても、
その家の明かりを消さないために。
訪問介護は、
“愛と根性とマッサージ機”でできている。
今日も私は思う。
この国は介護で回ってるヘルパーによって支えられている。
だが、その回ってる人たちは、
もう限界までギリギリで笑ってるのだ。
(おほほほほほほほほ)
ーおしまいー
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リンドバーク 君に吹く風
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